準備運動の知識

ウォーミングアップとクールダウン

トレーニング前に必要なウォーミングアップとクールダウン

歌うとき、またはボイトレを行なう直前の自分の行動を思い出すことができますか?

思い出すことができる人は何をしていますか?

時間いっぱいまで友達とクチャクチャ喋っているだけ、または緊張感を和らげるために音楽を聴いているだけでは、残念なヴォーカリストですよ。

楽器を演奏する人や、スポーツ選手の多くは、プレイ前にウォーミングアップを、プレイ後にはクールダウンを行なっているはずです。でも、その発想がないヴォーカリストはまだ多いのではな いでしょうか。ヴォーカリストにも、ウォーミングアップ、クー ルダウンは必要なのです。

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まず歌う前には、身体の血行を良くしておかないといけないの で、簡単なストレッチの必要があります。首を回したりすると、 血流が良くなるので、声帯の動きがスムーズになります。ストレッ チができたら、次はハミングをして練習していきます。

いきなり 「ウワーッ」と全力で歌い出すと、準備ができていない分だけ声帯は無理な動きをすることになるし、負担が大きいので、ハミングで徐々に声帯を働かせていくのです。歌い終わった後も、ハミ ングをして、喉を沈静化させていきます。

動きを一気に停止させ るのではなくゆっくり休めていきましょう。あと、歌い終わりに 熱すぎない白湯、もしくは常温の水を飲んで喉を緩めて緊張感を 取り、クールダウンしていくことも良いですね。このとき、いき なりキンキンに冷えた水はNGです。

練習は毎日続けていく

練習はほぼ毎日続けていくことが“残念”から“上手い”ヴォーカリストに飛躍するポイントですが、まずは1日30 分くらいから始めてみてください。

最初からいきなり長時間練習 すると喉に負担がかかるので、1日30分から徐々に時間を増やし、1日1時間ほどは声を出して、発声練習や曲を歌ったりしてほし いです。

ただ、週に1日は何もやらず、喉を休ませたり脳をリフ レッシュさせてください。その方がぶっ続けでやっていくよりも効率がいいようです。

知っておきたい基礎発声の知識

基礎発声とは、基礎的なトレーニングのことです。スポーツでも基礎練習という のがありますよね。歌でも同じです。基礎的なボイトレを毎日少しずつやれば確実 に実力がアップします。ここでは基礎発声について大切な練習方法やその順番について説明しますね。

★ハミング

M(ムに近いン)かN(ヌに近いン)の音で軽く声を出す発声。口腔共鳴(ロ の中の響き)や鼻腔共鳴(鼻の中の響き)を意識して、声帯を力強く働かせると いうよりは声の響き、共鳴を増大させることが主眼の練習。ウォーミングアップ やクールダウンに使用することが多い。

★ 母音歌唱(ヴォーカライズ)

適宜、記された音符に従って基本5母音(ア・イ・ウ・エ・オ)で発声練習を することこと。母音の純化(他の母音が混ざらない明瞭な母音)と母音によるピ ッチ差(音程のズレ)、音域による自由度の差を消滅させることが目的です。

★ロングトーン

声を長く保持することです。ミドルテンポで2小節や4小節声を保持することを 目安に行います。このとき音程や音質が不自然に揺らがないように意識します。 音の出だしや消え際でピッチが乱れてしまわないように気をつけましょう。これ が上手くなると音程を取る筋肉と呼気の筋肉のコントロールカがアップします。 これが上手くできないと、短いフレーズや早いフレーズを歌ってもなかなかピッ チが安定しません。

デモ録音で気を付けること


残念なデモ録音で1番多いデモのパターンは声が小さすぎるものです。

アカペラで携帯の録音機器の前などで歌ったものをそのままCDに焼いているのでしょうが、声と録音機の距離が遠すぎて、換気扇とか、車の音などがブ~ン”と鳴っている。音量を上げて聴いてあげようと思っても、雑音の音量も一緒に上がるのでブ~ン”が、ゴ~!”になってしまい、やはり歌がよく聴こえないのです。

これは残念ですよね。審査するサイドが聴きたいもの最近は、パソコンのレコーディング·ソフトがとても安価になりました。操作できる人も増えたので自分でカラオケをバックに歌い、ちゃんとミックスするところまでできる人もいます。

審査する視点

最近は上手な人が多いのだけれど。。。

音質も上質でかなり良い線をいっているのですが、こういった人達の中でもやはり歌の音量が小さすぎる人が多くいます。デモではありません。審査するサイドは声質を聴きたいのです。

なぜなら、音程やリズムは絶対良くなるので、ちょっとくらいの乱れは問題にならないのです。音程、リズムが完璧でも声自体の存在感とか、気持良さ、ユニークさ、説得力、そういう部分が審査の判断基準なのです。